~自動車評論家による~ 大型トラック2.750km実燃費計測レポート 実燃費レポート篇

燃費チャレンジ -Eco RUN-

国内では2006年から世界初となる重量車燃費基準を設け、燃費の良いトラック・バスが注目される時代となりました。そこで、緊急企画として2012年に重量車燃費基準を達成した大型トラック「スーパーグレートFS(GVW25t・8×4)」を使って、実際の利用シーンに沿った高速道主体の実燃費計測を実施。国内でトラックに精通している著名自動車評論家3名により交代で約2,750kmの行程をドライブいただき計測。果たしてその結果は?!

DRIVER

今回の燃費計測ドライバー

多賀 まりお氏
トラック専門誌Fullloadをはじめ多くのトラック・バスの専門誌を手掛ける。業界の第一人者。自動車技術会会員、日本レース写真家協会会員。

近田 茂
トラック、バスからバイクまで幅広く精通し、技術的な執筆も得意。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)所属。

西村 直人
専門はパーソナルモビリティだが大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的にこなす。大型第二種免許/けん引免許/大型二輪免許、2級小型船舶免許所有。東京二輪車安全運転推進委員会指導員。A.J.A.J会員。2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

VOICE(1)

多賀 まりお氏が語るスーパーグレートの燃費・魅力!!

【スーパーグレートの優れた燃費性能の体感ポイント】
13リットルの排気量を持つエンジンは豊かな低速トルクを備え、余裕ある発進性をもたらしています。小さなアクセル開度で応答し、力強く走り出します。走行中の変速時間は短く、手動の割り込み操作をしたくなることも殆どありませんでした。従来型と比較すると大きく進歩し、洗練された印象です。駆動力の余裕により登坂時など負荷が高い状態でも低い回転数が維持され、走りは静粛で快適。これらのことが優れた燃費性能にも直結していると思いました。
【スーパーグレートのオススメポイントは?】
操縦安定性はふそうらしい熟成によって安定感のある味わいを出しています。試乗車は低床4軸の総輪エアサスでしたが、ソフトさだけに特化せず、しっとりとした乗り味。「燻し銀」とでも言うべきふそうらしい余裕を感じました。とりわけ単車系では排気量に余裕があり、ナチュラルな応答性を持つエンジンも魅力の一つです。また、室内はシンプルで運転状態も分かりやすいエアコンパネルなど、こちらも熟成を感じさせる仕上がりとなっています。

VOICE(2)

近田 茂氏が語るスーパーグレートの燃費・魅力!!

【スーパーグレートの優れた燃費性能の体感ポイント】
シフトショックや変速音が少なく洗練されていました。ギヤリングが高めに設定され、徹底して低回転域を使うシフト制御がとても印象的でした。シフトワークはスムーズで上品。停止寸前の微速時でもギクシャクせず、上手に調教されています。良い燃費率を稼ぎ出せるように特化され、エコ運転に徹することができたのも、エンジンに柔軟なトルクが発揮されていたからこその結果だと思います。
【スーパーグレートのオススメポイントは?】
ハンドルの操舵フィールは軽く、タイトターンも楽。制動力を助けてくれる補助ブレーキは、シフトダウン制御等も合わさり頼りになりました。長時間の運転で気付いた長所として、シートのアームレスト高が無段階調節できる事。好みの高さにピタリとセットできるのは魅力的です。また、各種操作スイッチも配置やデザインが良く操作性は親しみやすいものでした。カップホルダー等も細部まで親切な造りで、ドライバーに対する配慮のある車であると感じられました。

VOICE(3)

西村 直人氏が語るスーパーグレートの燃費・魅力!!

【スーパーグレートの優れた燃費性能の体感ポイント】
発進加速時は20km/h程度までの速度上昇率に鈍さを覚えることがありますが、積荷への安全性を考慮すれば、むしろ気を遣うことがなく疲れにくい特性であると言えます。空力特性を考えたキャビン形状やフリクションロスを徹底的に排除した駆動系の設計思想により、スロットルオフ時の自走感が強く(走行抵抗感が弱く)、60km/h前後まで速度をのせてしまえば速度の維持がしやすことも「スーパーグレート」の特長です。加えて、高速走行時(80km/h)のエンジン回転数が低い(1,000rpm以下)ため、普段通りの運転をしているだけで燃費数値が伸びることも新たな発見でした。また、排気量に余裕があるため低速トルクが一段と太く、上り勾配路に差し掛かっても失速が少なかったことも燃費数値を伸ばす要因となりました。
【スーパーグレートのオススメポイントは?】
操作性や乗り味がしっかりとしている点です。それは朝イチで乗り込んだ際も、長距離を移動した後の身体でも印象が変わらず安全性の面からも高く評価できるポイントであり、大型車ビギナーからベテランまでを許容するオールマイティさとして光っていました。ドライバー支援装置であるEZGO*とINOMAT-IIの連携も優秀で、例えば下り勾配路でEZGOがリリースされる際に発生する惰性走行に対しては、速度上昇率を考慮した緻密なクラッチ制御が加わるため車体に不要なショックを発生させることなく増速させることができます。こうした特性は、ドライバーの疲労軽減という意味でも頼れる大きな存在でした。
*坂道発進時などでブレーキからアクセルに踏みかえる間などで制動力を保持し続けてくれる運転支援機能。

三菱ふそう スーパーグレート

独創のクリーンなイメージに、印象的なキャラクターラインで躍動感をプラスしたスタイリング。 細部までフラッシュサーフェスされた高い空力性能はもとより、点検整備性を高める大型フロントパネル、泥はねを抑えるステップ形状など、日々の稼働をふまえた機能美をカタチにしています。

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